2008年7月17日 (木)

残代金決済時の流れ

不動産売却・購入成功術

残代金決済時の流れ

手付金の授受をともなう不動産の売買契約締結後、しばらくすると残代金決済・引渡しとなります。

このときには、登記の申請や融資の実行から固定資産税、管理費等の清算、諸費用の支払いまでを一度におこなうことになります。

実際の現場では、買主も売主も流れ作業のように、目の前に出された書類に、ひたすら記名押印していかなければならないでしょう。

そこで、今回は「残代金決済時の流れ」を簡単にまとめてみました。

■登記申請の準備

まずはじめに登場するのは、不動産登記の専門家である「司法書士」です。

司法書士は、登記名義を売主から買主にうつすために必要な書類と、売主の抵当権抹消および、買主の抵当権設定のための書類を確認します。

確認ができれば、買主・売主に登記申請依頼等の書類に記名押印してもらいます。

これで登記申請の準備はできました。

■融資の実行

司法書士のオッケーがでると、「銀行の担当者」が融資実行手続きに入ります。

この際、実行されたお金を売主の口座に振り込んだり、諸費用分を現金で払い出したりするために伝票を用意しておきましょう。

■固定資産税等の清算、書類や鍵の受け渡し

さて、ここまでくると「不動産業者」の出番です。

固定資産税、管理費等の清算、および物件に関する書類や鍵の受け渡しをおこないます。

売主は、このときに残代金の受領書や清算金の領収証等に記名押印することが多いでしょう。

また、引渡完了の確認書類等を不動産業者が用意している場合には、その書類にも記名押印します。

そうこうしていると、「融資実行が完了しました」と、銀行の担当者がお金や振込票の控等を持ってきます。

残代金の授受が確認できたら、売主は買主に残代金の受領書を渡します。

そして、司法書士には登記費用を、不動産業者には仲介手数料を支払うと、残代金決済は終了となります。

銀行にはいつ諸費用を?と思われるかもしれませんが、ご安心を。

融資実行された金額は、融資額からすでに諸費用を差し引いた額ですから。

このように「残代金決済時」には、多くの作業を同時並行におこなっており、どれかひとつでも欠けてしまうと、日をあらためてやり直しといった事態にもなりかねません。

通常は、銀行・司法書士・不動産業者等が事前に入念な打ち合わせをしたうえで、売主・買主それぞれに必要なものや諸費用について説明していることが多いでしょう。

事前にしっかりと必要なものを揃えたうえで、それが「何のために必要なのか」までを、ある程度理解しておけば、より安心して残代金決済当日をむかえられます。

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永田博宣永田 博宣

(不動産コンサルティング技能登録者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、宅地建物取引主任者)

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