「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」(人生のための!資産運用)
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」
今回は、金融商品のリターンについて見てみましょう。
金融商品に投資して得られるリターンには、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」があります。
インカムゲインとは、預金や債券の受取利息、株式の配当などの収益のことです。
預金や債券、株式などを保有していることで得られる利益で、比較的安定的なリターンです。
一方、キャピタルゲインとは、株式のように元本の値段が上下する投資対象商品の、価格上昇による値上がり益のことをいいます。
逆にいえば、円建て預金のように元本が保証されている商品には、キャピタルゲインはありません。
キャピタルゲインは、もしも値下がりしたときに売れば、損失(キャピタルロスといいます)が発生するというリスクをとって、はじめて得られるリターンです。
このためキャピタルゲインのほうが、ハイリスク・ハイリターンの原則のとおり、一般に大きな収益を期待できますが、インカムゲインのようには安定していません。
また、外貨建ての商品の場合は、外貨ベースでのインカムゲインとキャピタルゲインがありますが、円ベースでのリターンは、その通貨と円と為替レートの影響を受けます。
手数料や税金のことを省いたシンプルな例で、米ドル建ての株式に投資した場合をみてみましょう。
■投資時
株価:1株=100ドル
為替レート:1ドル=100円
円ベースでの1株への投資金額=100ドル×100円=10,000円
■売却時 ケース1
株価:1株=108ドル
受取配当:2ドル
為替レート:1ドル=90円
円ベースでの1株の売却代金=110ドル×90円=9,900円
■売却時 ケース2
株価:1株=92ドル
受取配当:2ドル
為替レート:1ドル=110円
円ベースでの1株の売却代金=94ドル×110円=10,340円
ケース1では、米ドルベースでは8ドルのキャピタルゲインと2ドルのインカムゲインがありますが、円ベースでは100円の損失です。
逆に、ケース2では、米ドルベースでは8ドルのキャピタルロスと2ドルのインカムゲインですが、円ベースでは340円の収益があります。
このように外貨建て商品については、円ベースでも収益があるのか、あるいは損失が出ているのかを考える場合、為替レートの影響もみて判断する必要があります。
次回も、投資運用のリターンについてお話します。
どうぞ、ご期待ください!
三輪 鉄郎
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)
↑↑ コラムのバックナンバー、執筆者の顔写真、略歴などをご覧いただけます。
⇒初回無料電話相談のご案内 
「フラット35」最低金利の推移
⇒ FPの土地コンサルティング
⇒ 相談事例一覧はこちら
⇒ 不動産なんでも相談室
⇒「相続対策チェック」はこちら
⇒パートナーシップのご案内 
不動産売却・購入成功術
マイホームの資金計画
マンション知識のツボ!
専門的過ぎない相続の話
あなたの身近な年金の話
人生のための!資産運用
不動産投資・REIT入門
相続のための法律知識
