2008年12月 4日 (木)

=緊急特集 その3= こんな時にこそ、ぜひ確認しておきたいこと(人生のための!資産運用)

人生のための!資産運用

=緊急特集 その3= こんな時にこそ、ぜひ確認しておきたいこと

=緊急特集= 信用リスクの恐ろしさを骨身に沁みて学ぶ

=緊急特集 その2= 適切な対処法で各種リスクを抑える

9月のリーマン・ブラザースの破綻で、一気に加速した金融市場の混乱は、各国政府・中央銀行が次々と打ち出した緊急対策や、この事態に対する国際協調態勢体制が確認できたことなどで、ようやく落ち着きを取り戻しつつあるように見えます。

ただ、実体経済の悪化は、これから本格化すると見られているなど、今後も投資運用環境の厳しい展開は続くと思われます。

こんな時にこそ、ぜひ確認していただきたいことがあります。

お金の目的と、そのお金の保有・運用スタイルが合致しているかどうかのチェックです。

本コラムでも、すでにご説明したことですが、人生のための資産運用を行なうためには、保有している(これから保有しようとしている)資産の総金額を、


 (A)いざというときのための備え
 (B)3年以内に使う予定のあるお金
 (C)3年超の長期にわたり運用可能なお金

の3つに分けるという考え方が重要です。

(A)については、急にお金が必要になった場合への準備としての資産です。

殖やす(ふやす)というよりは、しっかり確保して減らさないことが、なにより求められます。

また、このお金は必要なときに、すぐに現金化できるようにしておかないと役に立ちません。

このような点を考慮して、たとえ低金利でも、元本保証があり、いざというときには、すぐに引き出せる流動性の高い銀行の普通預金などで蓄えておきます。

(B)は子どもの教育費など、お金を使う時期とおおよその必要金額がわかっているものです。

運用の結果によって人生プランが変わってしまうことがないよう、リスクは極力避けて、お金が必要な時期には、確実に目標額が確保されていることが求められます。

ただし、使用する時期がわかっていますので、流動性にこだわる必要はありません。

むしろ、お金が必要な時期に満期を合わせた銀行の定期預金などの金融商品で、確保しつつ効率的に運用をしましょう。

もし、これらのお金の保有の仕方が、株式や外貨建て商品への集中投資であった場合、この9月以降の株安、円高で大きく目減りしてしまったことでしょう。

また(C)のお金と違って、これらのお金は長期に運用できませんから、今後の相場の持ち直しを期待することもできず、不本意なタイミングでも損切りをして、損失確定をしなければならなくなってしまいます。

皆様が取り組むべきは「人生のための資産運用」です。

くれぐれも「資産運用のための人生」にならぬようにしましょう。

そのためにも、まずは、お金の目的にあわせた金融商品で保有しているかを確認しましょう。

もし不適切な場合は、その修正を最優先課題とします。

「冬のボーナスは、割安感のある株式や外貨建て商品へ」ではなく、(A)と(B)のお金に充当すべく、それぞれにふさわしい商品で確保していきましょう!

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三輪 鉄郎
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)

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