2009年11月23日 (月)

Q.生前贈与を検討中です。どんなポイントがあるでしょうか?

ファイナンシャルプランナー石山貴の不動産なんでも相談室

Q.生前贈与を検討中です。どんなポイントがあるでしょうか?

A.将来の相続税負担の軽減をはかったり、「この財産を○○にあげたい」という意思が実現しやすくなることが生前贈与のメリットです。ただし、贈与税の対象となる財産の課税価格や、相続時精算課税制度における贈与財産の課税価格は、贈与時の時価で評価されるので、今後、評価が上昇する見込みの財産があれば、それを優先して贈与するほうが望ましいでしょう。また、相続対策としては、一度に多額の贈与を行うのではなく、長い時間をかけて繰り返し贈与を行うほうが望ましいのですが、たとえば、贈与契約書で「毎年110万円ずつ10年間贈与する」といった文言がある場合、税務上は、「契約書作成時において、定期金を受ける権利の贈与があった」と扱われてしまい、毎年控除するつもりであった贈与税の基礎控除110万円が一度しか使えなくなるので、贈与契約書を毎年作成し、贈与を行う年ごとにその意思決定を行うかたちで、毎年の贈与による移転を確実にすることが重要になってきます。

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石山貴 石山 貴

(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、宅地建物取引主任者、マンション管理士)

昭和45年埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。商社系コンピュータ会社勤務の後、FP教育機関にてFP関連のテキスト・書籍の執筆等に従事するとともに、FP資格受験生に対する受験相談や指導にあたる。ファイナンシャルプランナーとしては、不動産と相続を中心に、関連する分野を網羅した総合的な観点からのアドバイスを心がけている。

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