買取再販物件とは?
買取再販物件とは?
最近、「買取再販」という言葉をよく耳にします。
買取再販マンションとは、売れ残った新築マンションを販売価格の5割程度で買い取り、2割程度の利益をのせて販売するもの。
最近では、サービスとして家具やベッド、テレビなどを付けたまま販売する業者もあるようです。
損切りするだけの体力のある業者にとっては、多少の損失には目をつぶっても「完売」のかたちを取ることができる買取再販は魅力的なものかもしれません。
一方、購入者にとっても、元の価格からは2~3割程度安く購入できるわけですから、かなりお得感のある買い物ということになるでしょう。
ただし、買取再販マンションについて、新築マンションと同じと考えて良いかといえば、必ずしもそうとはいえません。
なぜなら、費用面や保証面における問題があるからです。
まず、登録免許税は所有権移転登記となるので、所有権保存登記とくらべて高くなります。
また、新築マンションでは不要となる仲介手数料が必要となるということもあり得ます。
この場合、金額面での差はかなり大きなものとなります。
また、費用面以上に大きいのが保証面です。
売主である買取再販業者は宅建業者ですから、「引き渡し日から2年間の瑕疵担保責任」については適用を受けることができますが、「中古マンション」の扱いとなる買取再販マンションの場合、品確法の定めによる「10年保証」(住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵に対する保障)については、原則として適用の対象とならないことに注意が必要です。
物件そのものとしては、新築マンションと大きく変わらない買取再販マンションですが、いくつかの注意点もあります。
元の価格からの値引率以外の点も含めて総合的に判断していくことが必要になるでしょう。
石山 貴
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、宅地建物取引主任者、マンション管理士)
昭和45年埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。商社系コンピュータ会社勤務の後、FP教育機関にてFP関連のテキスト・書籍の執筆等に従事するとともに、FP資格受験生に対する受験相談や指導にあたる。ファイナンシャルプランナーとしては、不動産と相続を中心に、関連する分野を網羅した総合的な観点からのアドバイスを心がけている。
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