2009年10月20日 (火)

マンションの値引き交渉で大事なことは?

マンション知識のツボ!

マンションの値引き交渉で大事なことは?

マンションを探す場合、みなさんいろいろな希望や条件をお持ちかと思います。

たとえば、「駅から5分以内!」「スーパーが近くにある」「リビングが広い」「とにかく高層階が良い」など・・・、人によってさまざまでしょう。

ただ、それらの希望をすべてかなえる物件というのは、なかなかないのが事実です。

あったとしても、自分が考えている価格よりも高いことが多いのではないでしょうか。

最近は、新築マンションもそうですが、中古マンションでも売出し価格から少し値引きした価格で契約が成立することが珍しくありません。

購入者の側が、「100万円くらいは引いてくれるのでしょうか?」ともちかけてくるのに対して、「それくらいなら」と売主さん側が応じるというケースも見られます。

では、価格交渉をうまく進めるコツは何でしょうか?

まずは、「常識的な範囲で交渉を行う」ことです。

3,000万円で売りに出している物件について、「2,000万円でどうですか?」という交渉は一般的に見れば度が過ぎた交渉になり、売主さん側の心証も悪くなるでしょう。

次に、「購入の意思がある段階で交渉をする」ことです。

当たり前のことのように思われるかもしれませんが、「この価格なら絶対に買う!」という覚悟を決めたうえで、その価格で交渉を行うことが大事です。

たとえば、3,380万円のマンションを「3,280万円にしてもらえませんか?」と言えば、売主さんは「3,280万円なら買ってくれるのか。100万円は痛いけど・・・」と応じてくれることもあるでしょう。

ところが、「3,280万円でいいですよ」と言う売主さん側に対して、「やっぱりやめます」とか、簡単に応じてくれるならもう少し大きな額を値引いてもらえば良かったという気持ちから、「それでは3,180万円はどうですか?」と更なる値引き交渉を行おうとした場合、売主さんはこの購入者のことをどう思うでしょうか?

きっと、良い印象を抱かないはずです。

売主さんによっては売却を断ることもあるかもしれません。

価格交渉は「誠意をもって」「本気で」行うことが必要です。

値引き交渉をするならば、値引きに応じる売主さん側の覚悟と引き換えにその物件を購入する覚悟が購入者側にも必要です。

その本気度が伝わらなければ、うまく行く交渉もうまく行かないでしょう。

そういう意味では、値引きを受け入れる売主さん側の覚悟よりもずっと重いものと言えるのです。

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石山貴 石山 貴

(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、宅地建物取引主任者、マンション管理士)

昭和45年埼玉県生まれ。早稲田大学社会科学部卒。商社系コンピュータ会社勤務の後、FP教育機関にてFP関連のテキスト・書籍の執筆等に従事するとともに、FP資格受験生に対する受験相談や指導にあたる。ファイナンシャルプランナーとしては、不動産と相続を中心に、関連する分野を網羅した総合的な観点からのアドバイスを心がけている。

【ブログ】CFP石山 貴のブログ

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