70歳以降も働いていると、年金がカットされますよ
「私は、今年の10月で70歳になりますが、まだまだ元気なので、今まで通りフルタイムで働きたいと思っています。ところが、そうすると70歳以降も年金がカットされるようになると聞きました。ほんとうでしょうか」(会社員・69歳・男性)
平成19年4月から、70歳以上でお勤めの人の老齢厚生年金が支給調整されることになりました。
対象となるのは、昭和12年4月2日以降生まれの70歳以上の人で、厚生年金保険の適用事業所に勤めていて、勤務日数と勤務時間がそれぞれ通常の社員のおおむね4分の3以上の人です。
支給調整の仕組みは、65歳以上70歳未満の人に適用されている在職老齢年金の仕組みと同じで、年金の基本月額(加給年金を除いた報酬比例部分)と総報酬月額相当額(報酬月額+直近1年間の賞与÷12)の合計が48万円を超えると、超えた分の2分の1相当額が年金から差し引かれます。
超えた分の2分の1相当額が基本月額を上回ると、年金は全額支給停止となり、加給年金も支給停止されます。
なお、70歳以降は厚生年金保険の被保険者ではありませんので、厚生年金保険料の負担はありません。
従って退職後の年金が増額するということもありません。
働く高齢者にとっても、なかなか厳しい時代になってきましたね。