年金額をふやすには
年金額をふやすには
「わたしは、今年で60歳になりますが、国民年金が任意加入だったころに、保険料を納めていなかったため、65歳からもらえる年金が45万円しかありません。年金を少しでも増やす方法はありませんか?」(59歳・サラリーマンの妻)
国民年金が始まったのは昭和36年4月からですが、サラリーマンの妻が保険料を払わなくても国民年金の被保険者(第3号といいます)となるようになったのは、昭和61年4月の改正からで、それまでは任意加入でしたので、あなたのように任意加入しなかった方がたくさんおられます。
今年60歳になる方は、昭和61年4月からの第3号被保険者期間だけですと、22年しかありませんので、年金額は約43万円ぐらいしかありません。
792,100円×22年/40年≒435,700円
国民年金の加入期間は、20歳から60歳までとなっていますが、年金額が満額に達しない人は、60歳から65歳になるまでの5年間は任意加入することができます。
65歳になるまで任意加入するとして、今現在の国民年金保険料(平成20年度14,410円)で計算した場合の保険料総額は約86万円ぐらいになりますが、これによって年金は約10万円ふえることになります。
つまり8.6年で元が取れることになりますので、73歳6ヶ月以上長生きすればプラスになってきます(実際は、国民年金保険料は、毎年少しずつ上がっていきますので、これよりもう少し長くかかることになりますが)。
いずれにしても、女性の平均寿命は現在85歳になっていますので、お元気でしたら任意加入して少しでも年金額を増やしておくことをお考えになってみられたらいかがでしょうか。
三原 譲
(社会保険労務士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、1級DCプランナー、DCアドバイザー、証券外務員一種、宅地建物取引主任者)
昭和11年生まれ。九州大学法学部卒。日興証券にて支店長、部長等を歴任。社会保険労務士資格取得後、平成13年に三原社会保険労務士事務所を開業。平成15年から「りそな総合研究所」顧問として人事・労務相談を中心に活躍する。株式会社フリーダムリンク顧問。
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