2008年5月15日 (木)

リスクとリターンの関係

人生のための!資産運用

リスクとリターンの関係

今回は、前回触れた運用における「リスク」と「リターン」の関係についてお話します。

このリスク(リターンの「不確実性」や「ブレ」を意味します)とリターンの関係は、資産運用について考えるうえで、極めて重要な原則ですので、しっかり理解してください。

運用において、高いリターンを求めれば、かならず高いリスクを取らなければなりません。

一方、リスクを低く抑えたいならば、期待できるリターンも必ず低くなります。

これが、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」「ローリスク・ローリターン」のルールです。

けっして例外はありません。

よく、上手な資産運用とは、この原則を逸脱した「ローリスク・ハイリターン」を目指すことだと勘違いしている人がいますが、そういう都合のいい投資商品など存在しません。

世の中に「おいしい話はない」ということを肝に銘じてください。

この点を認識していないと、「元本保証で高利回り」などという、ありえないことを謳う金融商品につい投資してしまいます。

その結果、実はその投資話自体がまったくの詐欺で、実は「ハイリスク・ノーリターン」だったということになりかねません。

この「リスク」と「リターン」の関係について、きちんと把握できれば、前回お話した資産運用における「目標」を決めることの重要性がご理解いただけると思います。

なぜなら、もしも「ローリスク・ハイリターン」の金融商品が存在すれば、それに投資すればよいわけで、なにも悩むことはありませんが、そんなものはありません。

そうすると、運用における目標に到達するためには、どれくらいのリターンが必要で、そのためにはどれくらいのリスクを取らなければならないかを考えなければならないはずです。

このとき、目標がしっかり定まっていないと、本来は必要ないほどのハイリターンを求めてしまうケースがあります。

「目標以上に高いリターンが得られても、別にかまわないだろう」と思われるかもしれません。

しかし、高いリターンを求めた結果、それなりの高いリスクを取っていますので、運用結果が大きく「ブレ」て、多大な損失をこうむる可能性も大きくなっているのです。

このメルマガで目指すのは、「人生の夢」を実現するために、目標を決めたうえで、そこに到達するように行なう資産運用です。

不要なまでに高いリターンを求めた結果、投資した金額の大半を失って、「人生の夢」実現をあきらめるということにならないようにしましょう。

次回は、長期分散投資を考える際に、「目標到達のために、必要なリターンはどれくらいか」という尺度とならんで重要な「リスク許容度」というもうひとつの物差しについて説明します。

どうぞ、ご期待ください!

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三輪鉄郎三輪 鉄郎

(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)

昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。

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