=緊急特集 その2= 適切な対処法で各種リスクを抑える
=緊急特集 その2= 適切な対処法で各種リスクを抑える
世界の金融市場では、依然として値動きの激しい展開が続いています。
投資運用にリスクはつきものですが、個人の長期資産運用では 、できるだけリスクを抑えるように工夫することが重要です。
今回は、各種のリスクをどのようにして抑えるかについて、改めてお話します(各種リスクについては、本稿の最後をご参照ください)。
株価リスクや金利リスク、為替リスクについては、「株式と債券」や「外貨と円」といった、市場環境の変化に対して異なる値動きをする資産を組み合わせながら、 長期にわたり運用することで、リスクを低下させられることが知られています。
この資産クラスを分散しての長期間運用こそが、決算などの短期的な制約を受けない個人投資家の強みであり、リスクを抑える点でも極めて重要なポイントなのです 。
一方、信用リスクは、長期運用だけでは抑えることができません。
逆に、期間が長くなるほど、有価証券の発行体に影響を及ぼす各種要因に関する将来の不確実性は増していくうえ、それらをすべて見通すことは至難の技といえます 。
たとえば、米欧の金融機関の現在の苦境を、彼らが隆盛を誇っていた昨年前半の段階で予想できた人はほぼ皆無でした。
1年先の信用不安ですら見通すことができなかったのです。
信用リスクを抑えながら長期運用を行なうために、各資産クラスの中の金融商品においても、少数の銘柄(株式の債券などの発行体)への集中投資は絶対に避けましょう。
また、ITバブルの崩壊時や今回の金融危機では、IT企業や金融機関がいっせいに苦境に立たされました。
銘柄だけではなく業種・業態の分散もしっかり行い、くれぐれも過大な信用リスクを取らないように注意しましょう。
この機会にぜひ一度、ご自身の運用資産に存在するリスクのタイプについて整理し、有効と考えられる対処法が、きちんととられているのかを確認しておきましょう 。
【ご参考】 資産運用における主なリスク
●株価リスク
会社の業績や経済情勢の変化等により、株価が変動するリスク
●金利リスク
経済情勢の変化等に起因する金利変動により、債券価格が変動するリスク
●為替リスク
外国為替相場の変動により、外貨建資産の円換算評価額が変動するリスク
●信用リスク
有価証券の発行体の経営・財務状況の悪化やそれらに伴う外部からの評価の低下などにより、有価証券の価額が下落・喪失するリスク
三輪 鉄郎
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物 取引主任者)
昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職 。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所 を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。

FP会社フリーダムリンクトップ
⇒「相続対策チェック」はこちら