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2008年9月11日
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」(人生のための!資産運用)
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「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」(人生のための!資産運用)

「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」

今回は、金融商品のリターンについて見てみましょう。

金融商品に投資して得られるリターンには、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」があります。

インカムゲインとは、預金や債券の受取利息、株式の配当などの収益のことです。

預金や債券、株式などを保有していることで得られる利益で、比較的安定的なリターンです。

一方、キャピタルゲインとは、株式のように元本の値段が上下する投資対象商品の、価格上昇による値上がり益のことをいいます。

逆にいえば、円建て預金のように元本が保証されている商品には、キャピタルゲインはありません。

キャピタルゲインは、もしも値下がりしたときに売れば、損失(キャピタルロスといいます)が発生するというリスクをとって、はじめて得られるリターンです。

このためキャピタルゲインのほうが、ハイリスク・ハイリターンの原則のとおり、一般に大きな収益を期待できますが、インカムゲインのようには安定していません。

また、外貨建ての商品の場合は、外貨ベースでのインカムゲインとキャピタルゲインがありますが、円ベースでのリターンは、その通貨と円と為替レートの影響を受けます。

手数料や税金のことを省いたシンプルな例で、米ドル建ての株式に投資した場合をみてみましょう。

■投資時
 株価:1株=100ドル
 為替レート:1ドル=100円
 円ベースでの1株への投資金額=100ドル×100円=10,000円

■売却時 ケース1
 株価:1株=108ドル
 受取配当:2ドル
 為替レート:1ドル=90円
 円ベースでの1株の売却代金=110ドル×90円=9,900円

■売却時 ケース2
 株価:1株=92ドル
 受取配当:2ドル
 為替レート:1ドル=110円
 円ベースでの1株の売却代金=94ドル×110円=10,340円

ケース1では、米ドルベースでは8ドルのキャピタルゲインと2ドルのインカムゲインがありますが、円ベースでは100円の損失です。

逆に、ケース2では、米ドルベースでは8ドルのキャピタルロスと2ドルのインカムゲインですが、円ベースでは340円の収益があります。

このように外貨建て商品については、円ベースでも収益があるのか、あるいは損失が出ているのかを考える場合、為替レートの影響もみて判断する必要があります。

次回も、投資運用のリターンについてお話します。

どうぞ、ご期待ください!

人生のための!資産運用
三輪 鉄郎 (みわ てつろう)
三輪 鉄郎 (みわ てつろう)
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)
昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職 。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。
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