=緊急特集= 信用リスクの恐ろしさを骨身に沁みて学ぶ
米国大手証券会社リーマンブラザースの破綻に端を発した「信用収縮」の嵐が吹き荒れています。
金融市場では、取引相手に対する信用リスク懸念が急速に高まり、インターバンク(銀行間)市場の流動性が著しく低下しています。
金融機関の短期の資金調達が極めて厳しい状況になっていることから、資金繰りに行き詰る金融機関が出るのではとの不安が疑心暗鬼を生み、さらに流動性が悪化するという悪循環に陥っているのです。
過度に高まった金融市場の緊張を緩和すべく、日米欧の中央銀行は連日、市場に資金を大量に供給し続けていますが、市場の混乱が完全に収まるまでには、まだ時間を要すると見る向きが大勢です。
本コラムで取り上げている長期資産運用では、繰り返しになりますが、値動きの異なる資産クラスの商品に資金を分散して投資することが非常に重要です。
また、各資産クラスの中の金融商品においても、銘柄(株式の債券などの発行体)の分散によって、過大な信用リスクをけっして取らないように注意する必要があります。
金融市場における信用リスク懸念の高まりによる混乱については、一日でも早い収束を望みますが、われわれ個人投資家も今回の信用不安による金融危機を他山の石として、銘柄分散によって信用リスクをコントロールすることの重要さを、あらためて肝に銘じるようにしましょう!