MMF(円建て)
MMF(円建て)
前回から、各資産クラスの中の具体的な金融商品についてお話しています。
今回も「国内債券」の投資対象からです。
MMF(円建て)について見てみましょう。
MMFとは、Money Management Fundの略で、日本国債や社債、コマーシャルペーパー(CP)や無担保コールといった短期金融商品に投資する投資信託の一種です。
毎日決算を行い、その日の運用損益を全額分配する実績分配型の投資信託で、月末の最終営業日後に当月分を一括して再投資します。
この商品設計から、(現在の低金利ではメリットが実感しにくいのですが)1カ月複利効果がある金融商品です。
株式は一切組み入れず、安全性を重視した投資信託で、いつでも購入や解約ができるなど、流動性も高いのが特徴です。
ただし、購入約定後30日未満に解約の場合は、信託財産留保額という早期解約に対する一種のペナルティが差し引かれる点には注意しましょう。
また、安全性が高いとはいえ、MMFも投資信託です。
預金保険機構で保護される預金のように、元本保証があるわけではないことも知っておきましょう。
ポートフォリオの中で、「国内債券」の資産クラスに期待される役割は、なんといっても投資元本を為替リスクや価格変動リスクから守るということです。
特に現在のように円金利が低いときには、MMFでの収益に過大な期待は禁物です。
そう考えると、一時的(ただし1カ月超)な資金の保管先というのが、当面の円建てMMFが担う役目ということになるでしょう。
次回以降も、代表的な商品を取り上げて、ご説明していきます。
どうぞ、ご期待ください。
三輪 鉄郎
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)
昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職 。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所 を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。

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