外国債券ファンド(1)
外国債券ファンド(1)
今回も「外国債券」の資産クラスの中の具体的投資対象を取り上げます。
外国債券に投資する投資信託(外国債券ファンド)について見てみましょう。
外国債券ファンドは文字通り、外国債券に投資する投資信託です。
ただし、ひとくちに外国債券ファンドといっても、その商品内容はさまざま。
ソブリン債(各国の政府や政府機関が発行する債券)を投資対象とするものや、企業の発行する社債まで購入するもの、社債の中でも投機的な格付けのものを対象にして、高いリターンを狙うものなど、非常に多様なファンドがあります。
また、ソブリン債に投資するものでも、先進国のみを投資対象とするものから、新興国の現地通貨建てソブリン債に投資するものまであります。
外国債券ファンドを選ぶ際には、どのような債券を投資対象とする投資信託なのか、しっかり確認することが重要です。
また、投資信託の基準価額が円建てのファンドの場合、勘違いされる方もいますが、外国債券ファンドでは、外貨建ての債券に投資することから、当然ながら為替リスクがあります。
為替レートの変動まで織り込まれたうえで、円建ての基準価額が算出されているのです。
為替リスクがないわけでは、ありません。
そのほかにも、外国債券ファンドには、以下のようなリスクがありますので、確認しておきましょう。
●金利リスク
経済情勢の変化等に起因する金利変動により、債券価格が変動するリスク
●信用リスク
有価証券の発行体の経営・財務状況の悪化やそれらに伴う外部からの評価の低下などにより、有価証券の価額が下落・喪失するリスク
●カントリーリスク
有価証券の発行体の所在国で、政治・経済・社会情勢などが変化することにより、有価証券の価格が変動するリスク
●流動性リスク
市場を取り巻く状況の急激な変化などで、市場規模が縮小したり、大きく混乱したりした場合に、有価証券の売買が機動的に行えなくなるリスク
「債券」と聞くと、「株式」に比べてリスクが低いイメージがありますが、外国債券ファンドには上記のようなリスクが存在することはきちんと認識しておきましょう。
次回も、引き続き「外国債券ファンド」について、ご説明します。
どうぞ、ご期待ください。
三輪 鉄郎
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)
昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職 。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所 を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。

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