2009年12月31日 (木)

日本株式の指数に連動するETF

人生のための!資産運用

日本株式の指数に連動するETF

今回は、「国内株式」の資産クラスの中の具体的投資対象のうち、日本株式の指数に連動するETFを取り上げます。

ETF(イーティーエフ・Exchanged Traded Fund)は投資信託の一種ですが、株式と同じように証券取引所で売買され、「上場投資信託」とも呼ばれています。

TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などの指数(インデックス)に値動きが連動するように作られた金融商品です。

前回取り上げた個別銘柄の株式に投資する場合とは異なり、投資成果は株式市場全体の値動きに影響を受けることになります。

また、個別銘柄に投資する場合に比べて、分散投資による信用リスクの低減効果があるのが、ETFのメリットのひとつです。

指数に連動した運用成果を目指すものには、通常の投資信託の「インデックスファンド」もありますが、ETFの場合は個別銘柄株式と同じように、売買の際に値段を指定できる指値(さしね)注文や、価格にこだわらず売買する成行(なりゆき)注文をすることも可能です。

このため、インデックスファンドよりも、運用において自分の方針を反映させやすく、機動的な投資行動が取れるといえるでしょう。

ファンドの保有期間中にかかる信託報酬というコストも、一般的にETFのほうが低く抑えられています。

結果が保証されていない運用成果に比べ、確実にかかるのが保有期間中の信託報酬ですので、このコストが低いというのは、効率的な資産運用を目指すうえで魅力的です。

一方、1万円程度から購入できるインデックスファンドに比べ、かつてのETFは10万円を超えるものがほとんどで、最低投資金額が大きい点が個人投資家にとっては高いハードルとなっていました。

ところがその後、ETFの売買単位は小口化されてきており、1万円台から投資できるように商品性が改善されたものが増えてきました。

最後にETF投資の際の注意点を見ておきましょう。

純資産額や取引量が小さいケースでは、ETFの値動きが指数から乖離したり、非常に激しくなることもあります。

ETFを選ぶ際には、過去の値動きと指標の連動性を確認しておきましょう。

また、他のETFと比べて極端に純資産額が小さいものについては、投資を避けるか、リスクをじゅうぶん認識したうえで、投資金額は抑えて購入するようにしたほうがいいでしょう。

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三輪鉄郎三輪 鉄郎

(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、行政書士、宅地建物取引主任者)

昭和34年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。23年のサラリーマン生活の後、欧州系銀行を退職 。銀行員としての経験と知識を活かしながら、生活者のお役にたてる「独立FP」を目指し、三輪鉄郎事務所 を開業。『家計のホームドクター・人生というマラソンの伴走者』をモットーに、徹頭徹尾お客様の立場に立って、人生の夢実現を全力でサポートすべく奮闘中。

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