おいしい話に気をつけましょう!
昨年末に、「年間利回り60%」の高配当を謳い、700人以上から73億円を集めていた投資ファンドが破綻して問題となりました。
集めた資金は運用実態がなく、配当や元金償還に回すといった自転車操業を繰り返していたとみられています。
また2月には、「関西一の女相場師」などと称し、知人ら約200人から15億円を超える資金を集めて失踪していた大阪府の主婦が、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕されました。
後を絶たないこれらのインチキ投資ばなし事件に共通するのは、「非常に高いリターン」や「確実な収益」などを謳って資金を集めている点です。
しかし本来、投資運用において高いリターンを求めれば、必ず相応の高いリスクを取らなければなりませんし、リスクを低く抑えようとすれば、期待できるリターンもそれに応じて低くなります。
いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」、「ローリスク・ローリターン」のルールで、資産運用を行なっていくうえで最も重要な原則のひとつです。
この原則をしっかり理解して、高リターンや確実な儲けを得るためには、必ず何らかのリスクを取らなければならないことを知っていれば、そうしたリスクについての説明がきちんとできない投資話は詐欺であると見抜けるはずです。
ひとたび投資詐欺に遭って大切なお金の大部分を失ってしまうと、人生のための資産運用は大打撃を受けます。
「儲かりさえすればいいので、よくわからないけどまかせた」というスタンスでの投資は絶対に避けましょう。
その投資によって期待されるリターンは、どのようなリスクを取ることによって得られるものかを必ず確認するようにして、何のリスクを取るのかが不明なもの、あるいはリスクの正体が理解できない金融商品には絶対に投資しないようにしましょう。
資産運用の世界に「おいしい話」はありません!