外国株式を投資対象とする投資信託(4)アクティブ運用のファンド その1
今回からは、「外国株式」の資産クラスに分類される外国株式を投資対象とする投資信託のうち、アクティブファンドについてみていきます。
アクティブファンドは、基準となるインデックス(このインデックス(指数)をベンチマークと呼びます)とは異なる銘柄構成でポートフォリオを独自に構築し、ベンチマークを上回る運用成果を目指すファンドです。
それだけに、投資対象銘柄の選択や売買のタイミングなど、運用担当者(ファンドマネージャー)の「腕」の良し悪しを見極めることが、アクティブファンドを選ぶ際には重要ということになります。
ファンドマネージャーの運用手腕については、過去の運用実績を調べることで知ることができます。
もちろん過去の成績が将来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、これまで実際に叩き出した成果が著しく劣るファンドが、今後は素晴らしいリターンを上げるとも考えにくいでしょう。
運用実績については、運用会社のホームページで運用報告書やマンスリーリポート(月報)という月次の報告書を見ることができますので、それらで把握できます。
また、ファンドの評価会社であるモーニングスター社のホームページhttp://www.morningstar.co.jp/などでも、過去の運用成果を確認することができます。
外国株式を投資対象とする投資信託に限らず、アクティブファンドに投資する際には、必ず過去の運用実績を、最低でも3年間、できれば5年間程度は確認しましょう。
逆にいえば、完全な新規設定で、過去の成績が全くないアクティブファンドは、投資対象から外すということになります。
また、指数に連動する運用成果を目指すインデックスファンドに比べ、アクティブファンドの場合は経済のマクロ分析や企業調査などに時間と労力をかけますので、その分投資家が負担するコストも高くなります。
具体的には、投資信託の保有期間中ずっと負担することになる信託報酬という費用が、一般に高いのがアクティブファンドの特徴といえます。
コストが高くても、それに見合う、または十分上回る運用成果があるのならば、それは支払うに値する費用ということになりますが、中にはコストが高いだけで、パフォーマンスはインデックス運用を下回るというファンドもありますので、注意が必要です。
アクティブファンドを選ぶときには、信託報酬などのコストについても、販売用の資料やモーニングスター社のホームページなどで必ず確認しましょう。
複数のファンドについて、運用実績とも絡めて比較したうえで、コストを支払うに値するファンドを選ぶことが大切です。
次回も、アクティブファンドについて、引き続きお話します。