「その他」の資産クラスに分類される金融商品(2) 不動産投資信託 その1
前回まで、「その他」の資産クラスに分類される金(ゴールド)への投資について、お話してきました。
今回からは、金以外の「その他」の資産についてみていきます。
預金や債券の受取利息、株式の配当など、資産を保有していることで得られる安定的な収益のことをインカムゲインということは、すでにご説明いたしましたが、金融商品以外でもインカムゲインは得られます。
代表的なものには、賃貸マンションやオフィスビルなどの不動産を保有することで得られる賃料収入があります。
分散投資という観点からは、株式や債券などの金融商品のほかに、不動産を所有することには大きな意義があるといえるでしょう。
ただし、賃料収入が得られる不動産となると、ワンルームマンションを1室保有するだけでも、少なくても数百万円からの資金が必要になります。
また、賃貸マンション1室だけの保有では、空室(保有物件の賃借人が不在で賃料収入がゼロの状態)のリスクは大きい状態のままですし、地震や火災といった現物不動産ならではのリスクも回避しきれません。
一方、こうした点を考慮して、複数の賃貸物件を所有しようと思うと、数千万円単位のお金が必要になってしまいます。
この必要資金額の大きさが、不動産投資の最大のハードルの高さなのです。
こうした不動産投資のハードルの高さを、投資信託の仕組みを使って押し下げ、少額の資金から不動産投資を可能にする金融商品がリートと呼ばれる不動産投資信託です。
さらに、金融商品であるリートの保有では、物件の維持・管理や賃借人の確保、賃料についての交渉など、現物不動産につきものの様々な手間は発生しません。
このため、ごく普通の個人が、資産運用の中に、手軽に不動産投資を組み込むことが可能になります。
次回は、リートについて、さらに詳しくみていきます。
どうぞ、ご期待ください。