2009年2月27日 (金)

変動金利タイプでの相談が増えています

マイホームの資金計画

変動金利タイプでの相談が増えています

2度にわたる政策金利の引き下げで、変動金利はますます低くなりました。現在、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友銀行で新規借入れの店頭金利は2.475%(実際の借入れに際しては、優遇がある場合が多い)。2月は全期間固定タイプなどで金利が上昇したため、ますます変動金利に注目があつまっている状況です。

最近は、1%を切る金利でのシミュレーションをお持ちになる方が少なくありません。1%を切る金利の正体は、変動金利で金利優遇を受けるケース。はじめに見たときは「ついにここまで……」と驚いたものです(もうすっかり慣れましたケド)。

相談に見えたSさんは、投資にまわしたお金が大きく目減りしてしまったため、キャッシュで家を買う予定だったところを見直し中。一部にローンを利用することを考え始めたとおっしゃいます。お持ちになったのは、やはり変動金利タイプでのシミュレーション。「何パーセントと口頭で説明されてもよくわからないんです。金利が低いとどれほどの効果があるものでしょうか?」とのこと。参考までに全期間固定タイプのシミュレーションを見ることにしました。

 変動金利タイプ (0.975%)当初1年間の支払利息24万円、1年後のローン残高2,411万円

 全期間固定タイプ(3.34%)当初1年間の支払利息83万円、1年後のローン残高2,435万円

(※2,500万円を25年間で借入れ、元利均等毎月返済、概算値)

ここまで金利差が大きいと、支払利息にかなり差が出ますね。1年後のローン残高にも差が出ることがお分かりいただけるでしょう。「少なく払って多く減らす」これが、金利が低いことの効果です。

金利先高感が後退している中、変動金利型を利用する人が増えているといいます。しかし、住宅ローンの借入れは長期に及ぶもの。変動金利型を選択するのであれば、今後、金利が上昇するであろう局面を必ず視野に入れましょう。Sさんの場合、金利が上がってローンを借りているお得感が薄れればいつでも返済できる用意があります。だから、変動金利の選択にも迷いがないのです。


久谷真理子久谷 真理子

(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)

ごあいさつ・プロフィール

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