ローンシミュレーション利用の注意点
ローンシミュレーション利用の注意点
今月の記事では、ローンシミュレーションの利用について書いています。
「シミュレーションはプロにやってもらうもの」という考え方もあるでしょうが、私がオススメしているのは、シミュレーションを利用して、「借入れ予定の住宅ローンをどのくらい理解しているか?」をチェックすることです。借入額、借入金利、借入年数、返済方法など、迷わずに必要項目を入力できれば合格です! 少なくとも自分が借りる住宅ローンの概要は理解していると考えていいでしょう。
シミュレーションを利用する際、気をつけたいのは金利の設定です。特に、借入れ時の金利だけを入力するシンプルなタイプのシミュレーターには注意しましょう。基本的に、借入れ時の金利を入力するだけで足りるのは、金利が借入期間中ずっと変わらない全期間固定型を借りる人だけです。
固定期間選択型など、それ以外の金利タイプを選択する予定なら、当初金利のほかに、せめて第二金利まで入力できるシミュレーターを選びましょう。今、ネット上で誰でも利用できるシミュレーターの中には、第三金利まで設定できるものも珍しくありません。将来の金利が分からないだけに、所詮は仮定の上に仮定を重ねた返済額しか出てきませんが、自分の選択する金利タイプに合わせて、金利を上下させ、返済額のイメージをつかむことは大切だと考えます。
更に上級者は、諸費用まで入力を。住宅ローンにかかるコストを洗い出して、トータルな出費の比較をしてみましょう。金利ばかりに目を奪われてはいけないことが分かるなど、新しい発見があるでしょう。
久谷 真理子
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)
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