住宅市場が活発に!?
住宅市場が活発に!?
サブプライム問題をキッカケに、すっかり冷え込んでしまった住宅市場。ところが、最近、少しずつ元気を取り戻しつつあるようです。価格の下落傾向は続いているものの、取引件数が持ち直しの気配が見られます。
住宅ローン減税に始まり、長期優良住宅の誕生、フラット50の創設、フラット35の制度拡充など、市場を活発にしようという国を挙げての取り組みが功を奏しているのでしょうか。
今月の記事、「フラット50を徹底検証!」では従来の常識を打ち破る50年ものローンであるフラット50について紹介しています。ローン付で譲渡できるユニークなローンですが、基本的には1人で借りるローン。でもさすがに50年は長いと感じます。
実際の金利でシミュレーションした結果、フラット50を利用すると、35年経ってもローン残高が半分近く残ってしまう結果に(3,000万円を50年の元利均等毎月返済、3.51%で借りた場合、35年後に1484万円残る)。長期優良住宅を検討する人は今後増えていくことも考えられますが、フラット50のような超長期のローンもこれから普及するのでしょうか。
前回のコラムでは、フラット35の制度拡充について触れました。ついに100%ローンが可能になったフラット35には「審査基準の緩和ですか?」との疑問もあるところです。しかし、「返済比率の見直し等は行っておらず、緩和ではない」ということらしい……。そういえば、融資対象になる諸費用の範囲も拡大されました。あまりに準備のないままに家を買うのはちょっと心配です。少なくとも十分な検討を。
500万円の贈与税軽減も住宅取得を後押し。父母どころか、祖父母からの贈与も認められるということで、贈与を受けられる人が増えそうですね。少しでも頭金を確保して、無理のない資金計画としたいところです。
久谷 真理子
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)
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