「金利タイプを切り替えるつもり」なら具体的な試算を
「金利タイプを切り替えるつもり」なら具体的な試算を
変動型の利用を考える人に「金利が上がってきたらどうしますか?」と聞くと、「金利タイプを切り替えるから大丈夫」と答えが返ってくることが少なくありません。
金利タイプを切り替えるとは、「他行へ借り換える」のではなく、「借入中のローンの金利タイプを変更する」こと。具体的には、変動型で借りているものを固定期間選択型へ切り替えることを指します。
本当に切り替えられるかを判断する際は、「今の金利で固定期間選択型を利用したらどうなるか」を見ると参考になります。仮に、3,000万円を35年、0.775%の変動型で借りた場合(最近1%を切る金利が珍しくないですね)、毎月の返済額は81,576円。これが2.3%になると、返済額は一気に104,059円になります(2.3%というのは、現在の10年固定の金利水準(当初に金利引き下げが多いケース)です)。
金利が上昇した際に「金利タイプを切り替えるつもり」であれば、固定期間選択型の返済額も今より上昇することが考えられます。「金利タイプを切り替える」ハードルは意外と高いのです。しっかり試算をしたうえで、判断しましょう。
※試算は元利均等毎月返済の数字
久谷 真理子
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)
FP会社フリーダムリンクトップ
⇒「相続対策チェック」はこちら