ローンの人はお断り
ローンの人はお断り
投資好きの友人が「投資用マンションを買う」と言い出しました。「なんで?」と聞いたら、「10~15年後をにらんで資産形成をしたい。だって、いつまで働けるかわからないから」ということでした。
彼女の作戦は、「頭金は3割入れて不足分はローンで調達」「ターゲットはシングルに絞り1,000万円前後の中古ワンルームを購入」、というもの。それを聞いて、「彼女にしてはずいぶん研究したんだなあ(実際に何も知らなかったハズだから)。これなら大丈夫」と思ったものです。「ローンを組むのも問題なさそうだし…。あとは物件次第」本当にそう思っていたのですが…。
ある日、とある不動産業者から売りにでている物件を気に入った彼女は、購入の申し込みをしようとしたのですが、「ローンの人はお断り」と門前払いされてしまいました。「え?なんで?ローンを使っちゃいけないの?」
あとで事情を聞くと「即金で買う人がいた」とか何とか。うーん、それなら仕方ないかも。ローンを使う場合は、売買契約をしてから引渡しまで1ヶ月近くかかってしまいます。売主が少しでも早く引渡しをしたいのなら、現金を用意できる人を優先するのも仕方のないことです。それにしても残念。なかなかいいものだったのに。
それに懲りたのか心境の変化か、彼女は現在、金融資産を増やすことに腐心しています。いろいろと研究した結果、不動産で運用するのはお預けにしたとか。ちなみに彼女が興味をもっているのがFX。マンション投資したら1年後にはお金がゼロになっちゃった、なんて話はなかなか聞かないけれど、FXは? さんざん研究してから手をつける彼女だから大丈夫とは思うけれど(ファイナンシャルプランナーの資格をもっているしね)、それにしてもいったいどうなるやら。
久谷 真理子
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)
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