「勧められるままに投資」は禁物!
「勧められるままに投資」は禁物!
マンション投資を実践した人は、大きく2通りのタイプに分けられます。1つ目のタイプは「自分から投資を考えた人」です。それに対して、2つ目のタイプは「他人から勧められてその気になった人」。実は、2つ目のタイプについては、結果として困ったことになっているという人が少なくありません。
「他人から勧められてその気になった人」の「他人」は、不動産業者である場合が多い。どのように勧めるのかというと「電話」。電話だったら直接相手と話せるし、何より相手の反応次第では、ドンドン営業をかけることができる。そんなわけで不動産業者は、一定の層をターゲット(お金を持っているか、もしくはローンを組める層というのが大切)に、とにかく電話をかけまくる…と聞きます。
電話を受けた身としては「そんなお金ありませんよ」ということになるのが普通。それでも興味にかられて話を聞くうち、「お金の問題はローンを組むことで解決できそう。はじめのうち収支は厳しそうだけど、支払いが終わる頃には、自分もマンションのオーナー!悪くない」となってしまうとか。
このケースでよく見られるのは、自分が出すお金は諸費用と若干の頭金程度で、ほとんどローンに頼って物件を購入するというスタイル。そうすると「毎月の収支はギリギリのところでプラス」ということが多い。それでも「いつかは、ローンも終わる。そうすれば、楽になる」と自分に言い聞かせて頑張るというわけです。
これがうまくいった場合は問題ないでしょう。しかし、ローン金利が上がって返済が増えたり、管理費等が上がったり、家賃が下がったり…結果として「月々の収支は赤字。持っているのがツライ」と、どうにもならなくなっている人が少なくないのは事実です。
キッカケはどうであれ、着実に資産形成に成功している人がいるのは事実です。他人から勧められて、その気になってはいけないというわけではありません。しかし、「人に勧められるまま」は禁物。投資の結果に責任を取るのは自分です。
また、よく言われる「いざとなったら売ればいい」はオールマイティーではありません!「担保われで売るに売れない」というケースは決して珍しくないから。その場合、手元に損を埋めるだけのお金がなければ、「マイナスでもガンバル」という選択しかできなくなってしまいます。
久谷 真理子
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引主任者)
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