REITは投資対象として魅力的になった?
昨年来、REITは価格が下落して利回りが向上しました。その結果、「投資対象として魅力的になった」と言われるようになりました。しかし、本当にそうでしょうか?ということで、今月はREITの記事を2本アップしています。
REIT、物件売却が増えているのはなぜ? http://allabout.co.jp/finance/gc/12378/
サブプライムに弱いREITとは? http://allabout.co.jp/finance/gc/12377/
ところで、投資対象として魅力的だとはどういうことでしょう?私は、不動産でも企業でも(ちょっと極端だけれど人間であっても)、投資対象として魅力的だということは「成長する可能性がある」ということだと思っています。
REITの成長戦略は2つ。「内部成長」と「外部成長」です。
「内部成長」とは、具体的には、「賃料を上げる」「稼働率を上げる(空室を減らす)」こと。それから「コストを削減する」こと。つまり、既に保有している資産の収益力アップを図ることをいいます。
今回、特に記事の中で触れたのは、「外部成長」について。「「外部成長」とは、新しくオフィスビルや商業施設などを取得することによってファンドの規模を大きくしていく戦略をいいます。
REITの外部成長のためには、不動産を取得することが欠かせません。そのためには、資金調達が必須。ところが、昨年の夏以降の投資口価格下落を受けて、資金調達が厳しくなっているREITもあるようです。借入金比率が高止まりしているにもかかわらず、最近、公募増資が出来ていないREITなどは要注意!!!
現状で、利回りが上がっていること自体は投資対象として魅力的でしょう。しかし、いくら利回りが上がっているからといって、そこだけを見て投資するのは避けたいもの。瞬間風速で利回りが上がっているようなものはキケンです。投資するときは、利回りが上がった理由を各REITのサイト上で、チェックするよう心がけましょう。