2008年10月28日 (火)

現状分析の必要性

相続・贈与とその税務

現状分析の必要性

相続及び相続税についてどのような問題を考慮する必要があるのでしょうか?

税務の問題としては、相続税申告書(相続税額があるもの)の提出割合である4.2%のグループに入るかどうかがあります。

この件に関しては、相続税の納税資金が足りない様な深刻なケースから、遺産の分け方さえスムーズに行けば相続税の問題は二の次というようなケースまで色々とあるでしょう。

「わずか4.2%のグループに入るか否かでもその状況に応じて様々なのだ」と言うことは、相続税実務に関わる税理士である者は常に実感することです。

しかし、当事者の立場になると将来の相続税の納税資金問題、遺産の分割問題などは心配の種でしょう。

では、その解決のためにまずは何をすれば良いかです。

現時点で相続及び相続税の問題が発生した場合にどの様になるのかを把握することから始めることです。

これを一般的に「現状分析」と呼んでいます。

現状分析の結果、何の心配もないのであればそれは大変結構なこと。

逆に何らかの問題が発生する可能性があるという場合には、問題解決の対策案を各種検討しこれを実行する必要性が大きいのです。

現状分析では

  • どのような財産を所有しているのか
  • 推定相続人間の意思疎通はどうなのか

と言ったこと等を把握し、その上で問題点として・税務上の問題・法務上の問題を検討していくことになります。


福井一准福井 一准

(税理士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会CFP®認定者、宅地建物取引主任者試験合格者)

昭和38年大阪府生まれ。横浜国立大学経営学部卒。税理士事務所等へ勤務後、平成2年税理士登録。勤務中は法人の財務・税務のほか、相続税や不動産譲渡などの資産税税務も数多く担当。 平成5年福井一准税理士事務所として独立開業。税理士事務所所長として税理士業務や相続を中心としたFP業務を行うとともに、FP資格認定校にてFP試験「相続・事業承継設計」の兼任講師も務める。 【ブログ】いちじゅん税理士の事務所通信

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